Last-modified: 2014-03-20 (木) 21:20:52 (1103d)

【キンダ】(きんだ)

ソ連軍/ロシア海軍で運用されていたミサイル巡洋艦
NATOコードでは「キンダ」級、ロシアでは「グロズヌイ」級またはプロジェクト58型と呼ばれる。
第二次世界大戦後に建造された「スヴェルドロフ?」級(プロジェクト68-bis型)以来、10年ぶりに建造された艦である。
1961年からジュダーノフ造船所で建造され、当時では最新の艦艇だったが、現在では製造された全艦が老朽化により退役している。

今までの艦艇よりレーダー*1ECM機器・兵装を多数取り込んだ。
本型は対水上戦に重点を置き、アメリカ・イギリスなどの機動部隊(特に航空母艦)対策を重視して、世界で初めて実用レベルの艦対艦ミサイルである「P-35『プログレス(SS-N-3B)』」を搭載している。
対空兵器として、前甲板にはM-1「ヴォルナ(SA-N-1『ゴア』)艦隊防空ミサイル・システム用のZIF-101 連装発射機を1基、後甲板にはAK-726 60口径76mm連装高角砲2基を背負い式に配置している。

艦載機としてヘリコプター1機の搭載能力を持ち、主に対潜ヘリコプターまたは対艦ミサイル中間誘導用ヘリコプターを運用する。

主な戦歴ではユーゴスラビア空爆(1999年)の際、黒海艦隊の「アドミラル・ブロフコ」がカシン型?クリヴァク型?とともに、情報収集艦の援護としてアドリア海に展開している。

スペックデータ

排水量
基準/満載
4,400t/5,500t
全長142.7m
全幅15.8m
吃水5.3m
機関蒸気タービン方式(91,000馬力)
KVN-94/64型ボイラー×4基(64kgf/c屐470℃)
TV-12型蒸気タービン×2基(出力45,000hp)
スクリュープロペラ×2軸推進
最大速力34ノット
乗員339名(うち士官27名)
兵装AK-726 76mm連装砲×2基
AK-630M 30mmガトリング砲CIWS)×4基
SM-70 4連装ミサイル発射機×2基
P-35「プログレス」(SS-N-3B「シャドック」)?SSM×16発)
ZIF-101 連装ミサイル発射機×1基
M-1「ヴォルナー」(SA-N-1「ゴア」)用)(V-600SAM×16発)
RBU-6000「スメルチ2」? 12連装対潜迫撃砲×2基
(RGB-60対潜ロケット×96発)
3連装533mm対潜魚雷発射管×2門(SET-65型または53-65K型魚雷×6本)
C4Iシステム「プランシェート58」戦術情報処理装置
レーダーMR-300「アンガラ」対空・対水上捜索用レーダー×2基
「ドン-2」航海用レーダー×1基
FCS4R90×1基(SAM用)
4R44×2基(SSM用)
MR-105「ツレル」×1基(主砲用)
MR-123×2基(CIWS用)
ソナーMGS-572型×1基(4番艦のみ)


同型艦

艦番号艦名起工進水就役・再就役除籍所属
1番艦780グロズヌイ
<<Грозный>>
1960.2.1961.3.1962.12.1991.6.バルト艦隊
2番艦781アドミラル・フォーキン
<<Адмирал Фокин>>
1960.10.1961.11.1964.11.1993.6.太平洋艦隊
3番艦782アドミラル・ゴロフコ
<<Адмирал Головко>>
1961.4.1962.6.1964.12.
1995.
2002.黒海艦隊
4番艦783ワリャーグ
<<Варяг>>
1961.10.1963.4.1965.7.1990.4.太平洋艦隊



*1 ロシア独特のピラミッド型レーダー構造は、この艦から始まったといえる。

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