Last-modified: 2014-04-15 (火) 23:32:34 (1140d)

【ガゼル】(がぜる)

Sud-Aviation(Airbus Helicopters) SA341 Gazelle
フランスのシュド・アビアシオン社(後のアエロスパシアル、現エアバス・ヘリコプターズ)が開発した単発小型の汎用ヘリコプター
SA316「アルーエトIII」?の後継として開発され、同機に似た外観を持つが、最大の特徴は世界で初めてフェネストロンを採用したことである。
また、それまで構造体がむき出しであったテイルブームをセミモノコック化し、すっきりした外観となっている。
これらにより抗力が大幅に減少して速度性能が大幅に向上した。また、地上での安全性も高まった。

初期のSA341ではエンジンとしてチュルボメカ・アスターズ3Bターボシャフト(590馬力)を搭載していたが、発展型のSA342では同アスターズ14H(858馬力)に変更し、高温や高地での運用に対応した。
軽快で高速の機体は海外でも人気があり、イギリス軍でもウェストランド(現アグスタウェストランド)でライセンス生産された機体が多数採用された。
その他、軍民合わせ40か国以上に輸出されている。

変わったところでは、映画『ブルーサンダー』に登場する同名架空機の原型として用いられている。

スペックデータ

乗員3名+兵員3名
主ローター直径10.50m
全長11.97m
全高3.19m
回転円盤面積86.6
空虚重量987kg
最大離陸重量2,000kg
最大兵装搭載量700kg
エンジンチュルボメカ アスターズIIIターボシャフト推力440kW)×1基(SA341)
チュルボメカ アスターズXIV Mターボシャフト(649kW)×1基(SA342)
速度
(最大/巡航)
170kt/140kt
海面上昇率390m/min
実用上昇限度4,100m
ホバリング高度限界2,500m(IGE)/1,585m(OGE)
航続距離385nm
兵装M621 20mm機関砲ポッドミストラル?AAMHOTATMロケット弾ポッド


派生型(カッコ内は生産・改修機数)

  • SA340(2機):
    原型機。社内呼称X-300。

  • SA341.1001(4機):
    生産前機。エンジンはアスターズ3を搭載。

  • SA341B(212機):
    ガゼル AH.Mk1と呼ばれるイギリス陸軍向け汎用機。

  • SA341C(40機):
    ガゼル HT.Mk2と呼ばれるイギリス海軍向け練習機

  • SA341D(29機):
    ガゼル HT.Mk3と呼ばれるイギリス空軍向け練習機。

  • SA341E(1機):
    ガゼル HCC.Mk4と呼ばれるイギリス空軍向け連絡及びVIP輸送機。

  • SA341F(170機):
    フランス陸軍向け。練習型、輸送型、対地支援型の3種に分かれる。

  • SA341F/キャノン(62機):
    20mm機関砲ポッドを搭載した対地支援型。

  • SA341M(40機):
    341FにHOT対戦車ミサイル搭載機能を付与した対戦車ヘリコプター型。

  • SA341G:
    SA-341Fの民間向け。
    エンジンはアスターズ3Aを搭載。『ブルーサンダー』で使用された機体。

  • SA341H:
    SOKOのライセンス生産型。

  • SA342J:
    アスターズ14Hエンジンを搭載した民間向けの出力強化型。

  • SA342K:
    アスターズ14Hエンジンを搭載したクウェート向けの出力強化型。

  • SA342L:
    SA342Jの軍用型。SOKO及びABACOのライセンス生産型。

  • SA342M:
    342Lベースのフランス陸軍向けの軽攻撃・対戦車ヘリコプター型。
    7.62mm機銃やHOTTOWなどを運用可能。

  • SA-342L1:
    SA-342Mから派生したSA-342Lと同様の汎用型。

  • SA-342L1 Gazelle VIVIANE:
    EC130?のローターを使用し、暗視装置の追加を行った型。

  • SOKO H-42:
    SOKOによるSA-341Hのライセンス生産型。

  • SOKO H-45:
    SOKOによるSA-342Lのライセンス生産型。

    IMG_9557.jpg


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