Last-modified: 2017-12-06 (水) 20:59:51 (2182d)
【エアブレーキ】 †
飛行機が減速するために用いられるブレーキ。「空力ブレーキ」「スピードブレーキ」とも。
機体形状(主に主翼)を変形させ、空気抵抗を増大させる事によって機体を減速させるもの。
現代の設計では必要な時だけ空気抵抗を得る動翼が一般的だが、変形しない外付け式エアブレーキも存在する。
固定されたエアブレーキは最高速度・加速力を常に劣化させるもので、過剰な加速による失速・空中分解を防ぐために用いられる。
エアブレーキ以外で空中の飛行機を減速させる手段はエンジン出力低下・逆噴射・マニューバーなどがある。
そしてエンジンを止めるだけでは減速が間に合わない場合があり、逆噴射やマニューバーは失速を招く危険な挙動である。
このため、大出力のジェットエンジンを用いる機体ではエアブレーキによる制動がほぼ必須の機能となっている。
関連:スポイラー ダイブブレーキ