Last-modified: 2023-03-18 (土) 16:45:48 (193d)
【エアアジア・ジャパン】 †
Airasia Japan.
かつて存在した日本の格安航空会社。
マレーシアの格安航空会社「エアアジア」の出資により設立された。
2011年〜2013年まで存在した初代と、2014年〜2020年まで存在した2代目がある。
初代 †
エアアジアと全日本空輸の共同出資により設立されたが、様々な事情*1により合弁が解消され、最終的に全日本空輸の子会社「バニラエア」となった。
詳細はバニラエアの項を参照のこと。
2代目 †
概要 | |
創設 | 2014年 |
破産 | 2020年 |
ハブ空港 | 中部国際空港 |
マイレージサービス | AirAsia? BIG |
保有機材数 | 3機(最盛期) |
同盟 | なし |
航空会社コード | IATA:DJ ICAO:WAJ |
コールサイン | |
本拠地 | 愛知県常滑市 |
全日本空輸との合弁を解消したのち、エアアジアは日本への再進出を決定。
再進出にあたっては、バニラエアとなった初代の反省を踏まえ「成田空港をハブとしない」「単独運営*2」を標榜し、2014年に中部国際空港のある愛知県常滑市に会社を設立。
2017年に中部―新千歳間の路線をエアバスA320で運行を開始した*3。
しかし、2020年からの新型コロナウイルス(COVID-19)の世界的流行による航空需要の大幅減少に伴って事業継続を断念し、全路線を運休(同年12月に全線廃止)。
同年11月、東京地方裁判所に破産手続きを申し立て、破産となった。
その後、破産手続きを進めたが、現金化できる資産が少なく、破産手続き費用や公租公課の一部しか弁済ができないことから、2022年4月に破産手続きの廃止が決定。
これにより、欠航した便の航空券は払い戻されないことになった。
*1 詳細はバニラエアの項を参照。
*2 ただし、日本の航空法による「外資規制」のため、出資額の一部は議決権がないものとされた。
また、実際の出資には航空とは無関係な日本企業の出資も相当額仰いでいる。
*3 最終的に3機が投入されたが、破産手続開始後、全機リース会社に返却された。