Last-modified: 2024-03-20 (水) 17:16:57 (29d)

【エアー北海道】(えあーほっかいどう)

概要
創設1994年
解散2006年
ハブ空港函館空港
マイレージサービスn/a
保有機材数2機
同盟n/a
航空会社コードIATA:-
ICAO:ADK
コールサインAir Dream(エアドリーム)
本拠地北海道函館市


Air Hokkaido Ltd.

かつて存在した全日本空輸グループの地域航空会社。本社は北海道函館市に所在していた。

当社は1994年、エアーニッポンと北海道との共同出資により創設。
エアーニッポンから離島3路線(稚内―利尻・礼文及び函館―奥尻)を継承して運航を開始した。

しかし、稚内線は国や道、地元3町の補助を受け、着陸料の減免措置も受けていたものの搭乗率が極めて悪く*1、路線の維持が極めて困難なため2003年に廃止。
函館空港では奥尻便の他、同空港を拠点とする夜間遊覧飛行も行っていたが、こちらも採算に合わず、2004年度決算において、前述の稚内線撤退による運賃と補助金の喪失により約4000万円の債務超過に陥ってしまう。
このため、エアーニッポンからの借入金返済猶予の上、2006年3月を以て路線を廃止。会社は清算された。

なお、函館―奥尻線は当社の撤退後、当社同様に北海道が出資していた日本航空グループ(当時)の北海道エアシステムが運航を開始している。

運航機材

  • デ・ハビランド・カナダDHC-6「ツイン・オッター」:2機
    このうち1機(機体記号:JA8797)はエアーニッポンの前身・日本近距離航空がシンガポールから中古で購入した機体で、ベトナム戦争の戦火をくぐってきた機体であった*2
    もう1機(機体記号:JA8799)はエアーニッポンの前身・日本近距離航空が1974年の設立時に購入した機体であった*3

*1 特に、地元島民の搭乗はごくわずかであった。
*2 廃止後、アメリカへ売却(アメリカでの機体記号は「N60ME」)。
*3 廃止後、ドイツへ売却(機体記号:D-ISKY)。

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