Last-modified: 2015-12-02 (水) 20:35:21 (746d)

【インビンシブル】(いんびんしぶる)

Invincible.

「無敵」を意味する英単語。
米海軍の艦船名として数度にわたって使われている。

  1. フランスから鹵獲した74門戦列艦
    旧艦名"L'Invincible".

  2. 18世紀に建造された「ラミリーズ」級3等戦列艦の4番艦。
    1765年進水、1801年遭難沈没。

  3. 19世紀に建造された「ガンジス」級3等戦列艦の4番艦。
    1808年進水、1861年除籍解体。

  4. 19世紀後半に建造された「ウォーリア」級装甲艦の一艦。
    建造中に「ブラック・プリンス」と改名されて就役した。

  5. 「オーダシアス」級装甲艦の一艦。
    1904年に港湾防備艦「エレバス」、1906年に「フィッシュガード供廚伐称され、1914年に座礁事故により沈没した。

  6. 20世紀初頭に建造された巡洋戦艦
    同型艦には「インドミタブル」「インフレキシブル」がある。
    巡洋戦艦としては世界初の艦でもあった*1
    第一次世界大戦中の1916年、ユトランド沖海戦に参戦するが、独「デアフリンガー?」級巡洋戦艦「リュッツオウ(SMS Lützow)」の砲撃により戦没。

    スペックデータ
    常備排水量17,290t〜17,420t
    全長172.8m
    全幅22.1m
    喫水8.0m
    機関ヤーロウ式石炭重油混焼水管缶×31基
    (インドミダブルはパブコック&ウィルコックス式)
    パーソンズ式二軸並列型直結タービン×2基4軸推進(41,000hp)
    燃料石炭:3,805t
    重油:710〜725t
    最大速力25.5ノット
    航続距離3,090海里/10ノット
    乗員784名
    兵装Mark X 45口径30.5cm連装砲×4基
    Mark III 45口径10.2cm単装速射砲×16基
    マキシム機関銃×7基
    45cm水中魚雷単装発射管×5門
    装甲舷側:152mm
    甲板:64mm
    バーベット:178mm
    砲塔前楯:178mm
    司令塔:254mm

    同型艦
    艦名主造船所起工進水就役退役備考
    インヴィンシブル
    (HMS Invincible)
    アームストロング社1906.4.21907.4.131908.3.20-1916.5.31
    ユトランド沖海戦?で戦没
    インドミタブル
    (HMS Indomitable)
    フェアフィールド社1906.3.11907.3.161908.6.251920.1922.解体
    インフレキシブル
    (HMS Inflexible)
    ジョン・ブラウン
    造船所
    1906.2.51907.6.261908.10.201920.3.311923.
    ドイツにて解体

  7. 1960年代、英海軍で計画されていた艦隊空母「CVA-01?」に予定されていた艦名。
    1966年キャンセル。

  8. 1970年代に建造された軽空母
    V/STOL戦闘攻撃機シーハリアーを搭載・運用する、世界初のV/STOL空母として竣工した。
    詳細は該当項目を参照。

  9. USNS Invincible(T-AGM-24)
    アメリカ海軍が運用するミサイル追跡艦。
    艦の後部に「コブラ・ジェミニ」デュアルバンドレーダー*2を搭載し、弾道ミサイルや宇宙ロケット?の軌道監視を任務とする。
    当初は「ストルワート」級音響測定艦?の10番艦(AGOS-10)として1987年に就役し、曳航式ソナーを搭載して潜水艦の発する海中騒音の測定任務についていたが、1995年にいったん退役、モスボールされていた。
    その後、1999年にミサイル追跡艦に改装されて現役復帰となった。

    スペックデータ
    起工1986.5.2
    進水1986.11.8
    就役1987.1.30
    主造船所タコマ・ボート・ビルディング
    排水量
    基準/満載
    1,565t/2,285t
    全長68.3m
    全幅13.1m
    喫水4.57m
    機関ディーゼルエレクトリック方式(出力1,600hp)
    ディーゼルエンジン×4基
    モーター×2基
    最大速度11ノット
    兵員士官・兵員20名、民間技術者18名


*1 当初は装甲巡洋艦に分類され、弩級装甲巡洋艦と言うべき艦であった。
*2 システムの運用はアメリカ空軍の要員が行っている。

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