Last-modified: 2022-10-31 (月) 18:26:34 (29d)

【イプシロンロケット】(いぷしろんろけっと)

Epsilon.

JAXA(宇宙航空研究開発機構)が開発した固体燃料式大型宇宙ロケット。
JAXAの前身のひとつである「ISAS(文部省宇宙科学研究所)」が1970年代に開発した「ミューロケット」(2006年運用終了)の後継として開発。
第1号試験機が2013年9月14日に打ち上げに成功した。

ミューシリーズの最終型「M-后廚鮴澤彿貘里法液体燃料ロケットH-の技術も導入。
また、人工知能による自己点検機能を実装し、発射直前にトラブルを検知して自動で停止する事もできる。
地上管制システムは理論上ノートパソコン2台で管制可能なまで省力化。
組み立て工程も簡素化され、打ち上げ準備に必要な期間をM-垢42日間から7日間まで短縮。
総じて金銭的・時間的コストの削減に主眼が置かれ、内外からの人工衛星打ち上げ需要に即応するシステムを目指している。

打ち上げ毎の費用はM-垢量75億円から、イプシロン1号機(試験機)では53億円まで削減された。最終的には30億円以下での打ち上げを目指しているという。

性能諸元

E-X(試験機)
種別衛星打ち上げ用ロケット
開発者JAXAIHIエアロスペース
全長24.4m
代表径2.6m
全備重量91t
ペイ
ロード
基本形態:1,200kg/LEO(250km×500km)
オプション形態:700kg/LEO(500km 円軌道)
オプション形態:450kg/SSO(500km 円軌道)
段数第1段第2段第3段オプションフェア
リング
(投棄分)
使用
モータ
SRB-A3M-34cKM-V2b小型液体
ステージ
(PBS)
-
各段質量75.0t
(フェアリング非投棄分
含む)
12.3t2.9t
(基本)
3.3t
(オプション)
0.3t
(3段に含む)
0.8t
(投棄分)
推進薬コンポジット推進薬ヒドラジン-
推進薬
質量
66.3t10.8t2.5t0.1t-
真空中
推力
2,271kN371.5kN99.8kN-
比推力284s
(真空中)
300s
(真空中)
301s
(真空中)
215.0s
(連続)
-
全燃焼
秒時
116s105s90s-
マス
レシオ
0.9110.9270.92--


強化型イプシロン(2号機〜)
全長26m
代表径2.6m
全備質量基本形態:95.1t
オプション形態:95.4t
ペイロード基本形態:1,500kg/LEO(250km×500km)
基本形態(夏季):365kg/長楕円(200km×30,700km)
基本形態(冬季):365kg/長楕円(200km×33,100km)
オプション形態:590kg/SSO(500km円軌道)
段数第1段第2段第3段オプションフェアリング
(投棄分)
使用モータSRB-A3M-35KM-V2c小型液体ステージ
(PBS)
-
各段質量74.5t17.2t2.9t(基本)
3.2t(オプション)
TBA0.8t
推進薬コンポジット推進薬ヒドラジン-
推進薬質量66t15t2.5tTBA-
真空中推力2,350kN445kN99.6kN-
比推力284s
(真空中)
295s
(真空中)
299s
(真空中)
TBAs
(連続)
-
全燃焼秒時108s129s88s-
マスレシオTBA-


打ち上げ実績

号機打ち上げ
年月日
成否機体
構成
搭載衛星備考
試験機
(1号機)
2013/09/14成功SRB-A
M-34c
KM-V2b
PBS
制振機構有
惑星分光観測衛星
(惑星宇宙望遠鏡)
「ひさき(SPRINT-A)」
2号機2016/12/20SRB-A
M-35
KM-V2c
制振機構無
ジオスペース探査衛星
「あらせ(ERG)」
強化型基本形態の初飛行
3号機2018/01/18SRB-A
M-35
KM-V2c
PBS
制振機構有
高性能小型レーダー衛星
「ASNARO-2」
強化型オプション形態
の初飛行
4号機2019/01/18SRB-A
M-35
KM-V2c
PBS
制振機構有
革新的衛星技術実証1号機
(RAPIS-1)
超小型衛星3基
・Micro Dragon(慶応義塾大学)
・RISESAT(東北大学)
・ALE-1(株式会社ALE)
CubeSat3基
OrigamiSat?-1
(東京工業大学)
・Aoba VELOX-
(九州工業大学)
・NEXUS(日本大学)
複数衛星搭載構造および
キューブサット放出装置
を搭載。
5号機2021/11/09SRB-A
M-35
KM-V2c
PBS
制振機構有
革新的衛星技術実証2号機
(RAISE-2)
超小型衛星4基
・「ひばり」(東京工業大学)
・Z-Sat(三菱重工業
・DRUMS(川崎重工業
TeikyoSat?-4(帝京大学)
CubeSat4基
・ASTERISC(千葉工業大学)
・ARICA(青山学院大学)
NanoDragon?(明星電気)
・KOSEN-1
(高知工業高等専門学校)
複数衛星搭載構造および
キューブサット放出装置
を搭載。
6号機2022/10/12失敗SRB-A
M-35
KM-V2c
PBS
制振機構有
革新的衛星技術実証3号機
(RAISE-3)
CubeSat5基
・MAGNARO(名古屋大学)
・MITSUBA(九州工業大学)
・KOSEN-2
(米子工業高等専門学校)
・WASEDA-SAT-ZERO
(早稲田大学)
・FSI-SAT
(一般財団法人未来科学研究所)
以下はIHIエアロスペースの委託による打ち上げ
・QPS-SAR-3「アマテル-機
(株式会社QPS研究所)
・QPS-SAR-4「アマテルー供廖米院
複数衛星搭載構造および
キューブサット放出装置
を搭載。

第二段の姿勢制御装置の異常により、
衛星を地球周回軌道に投入できないと判断して、
指令破壊信号を送信



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