Last-modified: 2017-02-24 (金) 20:57:02 (267d)

【イーグル】(いーぐる)

eagle
鷲。力強い猛禽類の代表格であり、航空機などの名称にたびたび用いられる。

  1. HMS Eagle.
    第一次世界大戦後に就役した英国の航空母艦
    英国がチリから発注されていた超ド級戦艦「アルミランテ・コクレーン」を建造途中で買収し*1、自国の戦艦「インディア」として建造を続けていたところ、更に航空母艦へ設計変更されて就役した、という経歴を持つ。
    また、イギリス海軍初の島型艦橋(アイランド)を持った航空母艦である。
    1924年就役。1942年、地中海にてマルタ島への輸送船団護衛任務中にドイツのUボート「U-73」による雷撃により魚雷4本のうち3本を左舷機関区に受け撃沈。

    スペックデータ
    排水量
    基準/常備/満載
    21,600t/22,600t/26,500t
    全長190,5m
    水線長191,1m
    全幅28.3m
    吃水7.3〜8.8m
    飛行甲板長198,7m
    飛行甲板幅29m
    主缶ヤーロー式重油専焼水管缶×32基
    主機ブラウン・カーチス式高速・低速タービン×2組
    推進器×4軸
    最大出力50,000HP
    最大速力
    (竣工時/1941年)
    24.0ノット/21.0ノット
    航続距離4,000海里/18ノット
    燃料重油:2,500t(常備)/3,750t(満載)
    航空燃料:67t
    乗員士官、兵員834名
    兵装45口径15.2cm単装速射砲×9基
    45口径10.2cm単装高角砲×5基
    4.7cm単装高角砲×4基
    12,7mm機銃×4連装12丁
    53.3cm三連装魚雷発射管×2基
    装甲舷側:114mm(中央水線部)/25mm(前後端部)
    甲板:38mm(主甲板)/38mm(飛行甲板)
    主砲砲盾:25〜76mm
    搭載機24機(ソードフィッシュ、シーグラディエーター、フルマー、スクア、シーハリケーン

  2. HMS Eagle(ex.HMS Audacious).
    第二次世界大戦後に就役した英国の正規空母
    同型艦に「アーク・ロイヤル」がある。
    当初は第二次世界大戦中の1942年に「オーディシャス」として起工した艦であったが、就役は1951年になってしまった。
    1972年に退役し、1978年解体。

    スペックデータ
    艦名イーグルアークロイヤル
    排水量
    基準/満載
    33,500t/46,900t33,000t/43,060t(退役時)
    全長247.4m245m
    全幅34.4m34m(建造時)/50m(退役時)
    吃水11.0m10m
    機関アドミラルティ式3胴ボイラー×8缶
    蒸気タービン×4基
    スクリュープロペラ×4軸(出力152.000馬力)
    最大速度31.5ノット
    航続距離7,000海里/14ノット
    乗員士官、兵員2,750名
    兵装45口径4.5インチ(114mm)連装両用砲×4基8門
    GWS.22「シーキャット」4連装SAM発射機×6基
    4.5インチ連装砲×8基16門
    ボフォース60口径40mm機関砲×52基
    レーダータイプ984 3次元レーダー×1基
    タイプ965 対空捜索レーダー×1基
    タイプ963 着艦誘導レーダー×1基
    タイプ974 航海レーダー×1基
    艦載機竣工時:60機(ファイアフライ?ファイアブランド?アタッカー?シーホーネット?スカイレイダー
    近代化改修(1954〜1955)時:60機(シーホーク?アヴェンジャー?、スカイレイダー、ドラゴンフライ)
    近代化改修(1959〜1964)時:45機(シービクセン?シミター?ガネット?ウェセックス

    同型艦
    艦番号艦名主造船所起工進水就役退役
    R05イーグル
    (HMS Eagle)
    (旧名オーディシャス
    (HMS Audacious))
    ハーランド&ウルフ1942.10.241946.3.191951.10.51972.1.25
    R09アーク・ロイヤル
    (HMS Ark Royal)
    (旧名イリジスティブル
    (HMS Irresistible))
    キャメル・レアード1943.5.31950.5.31955.2.251978.12.

  3. HMS Eagle.
    上記2.の「オーディシャス」級正規空母1番艦に予定されていた艦名。
    1946年、第二次世界大戦終戦に伴いキャンセルされた。

  4. アメリカ海軍が運用していた哨戒艇。
    1917年に駆逐艦より小型で、木製の駆潜艇?よりも行動半径の大きな鋼船として開発された。
    建造はすべてフォード・モーター社が担当した。
    当初は「USS Eagle Boat No.XX」と言う呼称であったが、1920年に哨戒艇を表す「PE」が制定されたため、PE-XXという形式に改められている。

    一部は1919年にアメリカ沿岸警備隊に移管され、残る艇の多くが1930年代〜1940年代初頭にかけて売却された。
    第二次世界大戦時には現役だった7隻(PE-19、32、38、48、55、56、57)が投入され、本土沿岸の警備任務に従事していた。

    スペックデータ
    満載排水量615t
    全長61.23m
    全幅10.09m
    喫水4.11m
    ボイラービューロ・エクスプレス罐・重油焚×2基
    主機Poole式ギヤードタービン(出力2,500hp)×1基 1軸推進
    燃料搭載量N/A
    最大速力18.3ノット
    航続距離1,000海里/10kt
    乗員数68名
    武装50口径4インチ(102mm)単装砲×2基、50口径3インチ(76mm)単装砲×1基
    (PE-27、PE-48は4インチ単装砲×1基、3インチ単装砲×2基)
    12.7mm単装機銃×2挺
    Y砲(爆雷投射機)×1基(PE-4〜PE-7のみ)

    同型艦
    船体番号起工進水就役備考
    PE-11918.5.71918.7.111918.10.271930.6.11 売却
    PE-21918.5.101918.8.191918.7.111930.6.11 売却
    PE-31918.5.161918.9.111918.11.111930.6.11 売却
    PE-41918.5.211918.9.151918.11.141930.6.11 売却
    PE-51918.5.281918.9.281918.11.19元はイタリアに貸与する予定
    だった物を取得
    1930.6.11 売却
    PE-61918.6.31918.10.161918.11.211934.11.30
    標的艦として沈没
    PE-71918年6.81918.10.51918.11.241934.11.30
    標的艦として沈没
    PE-81918年6.101918.11.111919.10.311931.4.1
    民間に売却され「Fortitude」と改名。
    PE-91918年6.171918.11.81919.10.271930.5.26 売却
    PE-101918.7.61918.11.91919.10.311937.8.19 破壊
    PE-111918.7.131918.11.141919.5.291935.1.16 売却
    PE-121918.7.131918.11.121919.11.61935.12.30 売却
    PE-131918.7.151919.1.91919.4.21930.5.26 売却
    PE-141918.7.201919.1.231919.6.171934.11.22
    標的艦として沈没
    PE-151918.7.211919.1.251919.6.111934,6,14 売却
    PE-161918.7.221919.1.111919.6.51919年後半に沿岸警備隊に移管
    「マクゴーティ(McGourty?)」と改名
    1922.11.16 退役・売却
    PE-171918.8.31919.2.11919.7.31922.5.22
    ロングアイランド沖で座礁沈没
    PE-181918.8.51919.2.101919.8.71930.6.11 売却
    PE-191918.8.61919.1.301919.6.251946.8.6 破壊
    PE-201918.8.261919.2.151919.7.281919年後半に沿岸警備隊に移管
    「スカリー(Scally)」と改名
    1920.9.23 退役
    1922.11.16 売却
    PE-211918.8.311919.2.151919.7.311919年後半に沿岸警備隊に移管
    「ボスウェル(Bothwell)」と改名
    1921.12.3 退役
    1923.4.9 売却
    PE-221918.9.51919.2.101919.7.171919年後半に沿岸警備隊に移管
    「アープ(Earp)」と改名
    1923.5.22 海軍に移管
    1936.7.2 除籍
    PE-231918.9.111919.2.201919.6.191930.6.11 売却
    PE-241918.9.131919.2.241919.7.121930.6.11 売却
    PE-251918.9.171919.2.191919.6.30元々、イタリアに貸与する予定
    だったものを取得
    1930.6.11 沈没
    PE-261918.9.251919.3.11919.10.11938.8.29 売却
    PE-271918.10.221919.3.11919.7.141946.6.4 売却
    PE-281918.10.231919.3.11919.7.281930.6.11 売却
    PE-291918.11.181919.3.81919.8.201930.6.11 売却
    PE-301918.11.191919.3.81919.8.141919年後半に沿岸警備隊に移管
    「カー(Carr)」と改名
    1921.11.16 退役
    1922.11.16 売却
    PE-311918.11.191919.3.81919.8.141923.5.18 売却
    PE-321918.11.301919.3.151919.9.41947.3.3 売却
    PE-331918.2.141919.3.151919.9.41930.6.11 売却
    PE-341919.1.81919.3.151919.9.31932.6.9 売却
    PE-351919.1.131919.3.221919.8.221938.6.7 売却
    PE-361919.1.221919.3.221919.8.201936.2.27 売却
    PE-371919.1.271919.3.251919.9.301930.6.11 売却
    PE-381919.1.311919.3.291919.7.301947.3.3 売却
    PE-391919.2.31919.3.291919年9.201938.6.7 売却
    PE-401919.2.71919.4.51919年10.11934.11.19
    標的艦として沈没
    PE-411919.2.201919.4.51919.9.261930.6.11 売却
    PE-421919.2.131919.5.171919.10.31930.6.11 売却
    PE-431919.2.171919.5.171919.10.21930.5.26 売却
    PE-441919.2.201919.5.241919.9.301938.5.14 廃棄
    PE-451919.2.201919.5.171919.10.2元々、イタリアに貸与する予定
    だったものを取得
    1930.6.11 売却
    PE-461919.2.241919.5.241919.10.31936.12.20 売却
    PE-471919.3.31919.6.191919.10.41935.12.30 売却
    PE-481919.3.31919.5.241919.10.81946.10.10 売却
    PE-491919.3.41919.6.141919.10.101930.9.20 売却
    PE-501919.3.101919.7.181919.10.61930.6.11 売却
    PE-511919.3.101919.6.141919.10.21938.8.29 売却
    PE-521919.3.101919.7.91919.10.101938.8.29 売却
    PE-531919.3.171919.8.131919.10.201938.8.26 売却
    PE-541919.3.171919.7.171919.10.101930.5.26 売却
    PE-551919.3.171919.7.221919.10.101947.3.3 売却
    PE-561919.3.251919.8.151919.10.261945.4.23
    メイン州ポートランド沖で戦没*2
    PE-571919.3.251919.7.291919.10.151947.3.5 売却
    PE-581919.3.251919.8.21919.10.201940.6.30 廃棄
    PE-591919.3.311919.4.121919.9.191938.8.29 売却
    PE-601919.3.311919.8.131919.10.271938.8.29 売却
    PE-61〜PE-112*31918.11.30に建造キャンセル。

  5. ゼネラルモータース傘下のフィッシャー社が製造し、アメリカ陸軍航空隊へ納入するため試作した戦闘機P-75?の愛称。

  6. アビアット?社が製造する曲技機
    レシプロエンジンを搭載した複葉機である点はピッツ?と共通だが、本機の特徴は組み立てキットとして販売されることである。
    組み立ての煩雑さや、耐空証明を得ることの難しさからか、その姿を見かける機会は少ない。
    参考リンク:http://www.aviataircraft.com/aircraft/eagle.htm

    スペックデータ(イーグルII)
    乗員1名
    乗客数1名
    全長5.46m
    全高1.98m
    翼幅6.07m
    翼面積11.6
    空虚重量465kg
    総重量716kg
    エンジンライカミング AIO-360-1D 4気筒空冷ピストンエンジン(出力200hp(149kW))×1基
    最高速度296km/h
    航続距離610km
    実用上昇限度5,180m
    上昇率11m/s

  7. アポロ計画?で初の有人月面着陸に成功した、アポロ11号の着陸船。

  8. アメリカ空軍を代表する戦闘機F-15の愛称。

  9. シコルスキーの民間向けヘリコプターであるS-76の軍用型として提唱された「H-76」の愛称。
    結局H-76を採用した軍隊は現れなかったため、幻の愛称となった。
    (ただし民間型を軍務に用いる例は存在した)

  10. マグナムリサーチ?社が開発し、IMIが製造する拳銃の商標。
    デザートイーグル?ベビーイーグル等。

  11. スイスのモワク社が開発した軽装輪装甲車。詳しくはイーグル(装甲車)を参照。

  12. USCGC Eagle(WIX-327)
    アメリカ沿岸警備隊が、士官候補生の洋上訓練に用いている練習帆船。
    元々は1936年にドイツで「ホルスト・ヴェッセル」として竣工し、海軍の練習船として使われていた船を、第二次世界大戦でのドイツの降伏に伴ってアメリカが戦時賠償として取得したもの。
    現在はコネチカット州ニューロンドンを母港とし、沿岸警備隊アカデミーの練習船として士官候補生の訓練に当たっている。


*1 なお、同時に買収された姉妹艦「アルミランテ・ラトーレ」は「カナダ」と改名して就役したが、後に母国へ返還され、南半球唯一の超ド級戦艦として1950年代まで活躍した。
  退役後、同艦は日本のスクラップ業者に売却、解体された。部品はチリ政府より寄贈され、戦艦三笠」の復元に使用された。

*2 Uボート(U-853)の雷撃による。
*3 このうち6隻(PE-65、75、86、95、105、112)は元々、イタリアに貸与する予定だったものを取得する予定だった。

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