Last-modified: 2017-02-19 (日) 12:13:38 (99d)

【アメリカ空軍】(あめりかくうぐん)

U.S Air Force(USAF).

アメリカ国防総省に属するアメリカの空軍で、アメリカ合衆国における軍事組織の一つ。
第二次世界大戦後の「国家安全保障法」策定に伴い、1947年9月18日に設立。
当時のアメリカ陸軍航空隊から大型機運用部隊を抽出、分離して結成された。

2000年代現在では、30万人前後の現役将兵を擁し*1、7,000機以上の航空機を運用する世界最大の空軍である。
戦闘機爆撃機輸送機など一般的な空軍の編成に加えて、大陸間弾道ミサイルの管理も担当する。

連邦政府の行政機構上では空軍省の文官である空軍長官を筆頭とする。
部隊管理の責任者は「空軍参謀本部」であり、その長官である空軍参謀総長が統合参謀本部に席を持つ。
独立した作戦指揮の権限は持たず、統合参謀本部全体の判断に応じて統合軍に戦力を拠出する。

主要軍団

アメリカ空軍では10個の主要軍団が組織されている。

呼称司令部所在地
航空戦闘軍団
Air Combat Command(ACC)
ラングレー空軍基地(バージニア州)
航空教育・訓練軍団
Air Education and Training Command(AETC)
ランドルフ空軍基地(テキサス州)
地球規模攻撃軍団
Global Strike Command(GSC)
バークステール空軍基地(ルイジアナ州)
空軍資材コマンド
Air Force Materiel Command(AFMC)
ライト・パターソン空軍基地(オハイオ州)
空軍予備役軍団
USAF Air Force Reserve Command(AFRC)
ロビンス空軍基地(ジョージア州)
空軍宇宙軍団
Air Force Space Command(AFSPC)
ピーターソン空軍基地(コロラド州)
空軍特殊作戦軍団
Air Force Special Operations Command(AFSOC)
ハルバートフィールド(フロリダ州)
航空機動軍団
Air Mobility Command(AMC)
スコット空軍基地(イリノイ州)
在欧アメリカ空軍
United States Air Forces in Europe(USAFE)
ラムシュタイン空軍基地(ドイツ連邦共和国)
太平洋空軍
Pacific Air Forces(PACAF)
ヒッカム空軍基地(ハワイ州)

航空軍

各航空軍司令官は少将または中将が充てられている。

部隊名司令部所在地上級部隊所属統合軍その他
第1空軍ティンダル空軍基地
(フロリダ州)
航空戦闘軍団北方軍州兵主体。
本土防空を担当。
第2空軍キースラー空軍基地
(ミシシッピ州)
航空教育・訓練軍団-教育・訓練を担当。
第3空軍ラムシュタイン空軍基地
(ドイツ連邦共和国)
在欧米空軍欧州軍在欧米空軍唯一のメジャーコマンド。
第4空軍マーチ空軍予備役基地
(カリフォルニア州)
空軍予備役軍団-輸送機空中給油機主体。
第5空軍横田空軍基地
(日本国)
太平洋空軍太平洋軍在日米軍の主要空軍部隊。
第7空軍烏山(オサン)空軍基地
(大韓民国)
太平洋空軍太平洋軍韓国駐留国連軍の一組織でもある。
第8空軍バークスデール空軍基地
(ルイジアナ州)
地球規模攻撃軍団戦略軍戦略爆撃機を運用。
第9空軍ショウ空軍基地
(サウスカロライナ州)
航空戦闘軍団中央軍-
第10空軍フォートワース海軍航空基地
統合予備役基地
(テキサス州)
空軍予備役軍団-マルチロールファイターが主体。
第11空軍エルメンドルフ空軍基地
(アラスカ州)
太平洋空軍太平洋軍-
第12空軍デビスモンサン空軍基地
(アリゾナ州)
航空戦闘軍団南方軍-
第14空軍ヴァンデンバーグ空軍基地
(カリフォルニア州)
空軍宇宙軍団戦略軍軍事衛星の運用やミサイル防衛
担当。
第18空軍スコット空軍基地
(イリノイ州)
航空機動軍団輸送軍輸送機空中給油機を運用。
航空機動軍団唯一のメジャーコマンド。
第19空軍ランドルフ空軍基地
(テキサス州)
航空教育・訓練軍団-主に飛行教育を担当。
第20空軍フランシス・E・ワーレン
空軍基地
(ワイオミング州)
地球規模攻撃軍団戦略軍大陸間弾道ミサイルの運用を担当。
米軍における事実上の戦略ロケット軍
第22空軍ドビンス空軍基地
(ジョージア州)
空軍予備役軍団-空輸関係予備役部隊の統括担当。
第23空軍ハルバートフィールド
(フロリダ州)
空軍特殊作戦軍団特殊作戦軍特殊作戦の支援担当。
第24空軍ラックランド空軍基地
(テキサス州)
空軍宇宙軍団戦略軍サイバー軍の隷下組織として、
電子戦・情報戦・サイバー戦を担当。

嘗ては、序数空軍と航空団の中間結節として准将を長とする航空師団があったが、1992年の再編で廃止された。

主要装備

戦闘機/戦闘爆撃機F-15「イーグル」
F-15E「ストライクイーグル」
F-16「ファイティングファルコン」
F-22「ラプター」
F-35「ライトニングII」
攻撃機A-10/OA-10「サンダーボルトII」
AC-130H/U「スプーキー/スペクター」
爆撃機B-1B「ランサー」
B-2「スピリット」
B-52「ストラトフォートレス」
輸送機C-130「ハーキュリーズ」
C-130J「スーパーハーキュリーズ」
C-5「ギャラクシー」
C-12「ヒューロン」(キングエア200)
C-17「グローブマスターIII」
C-20(ガルフストリームIII)
C-21A(リアジェット35A)
C-22B
C-27J「スパルタン」?
C-32
C-37A?
C-38A(ガルフストリームG100)
C-40B/C
C-41A「アヴィオカー」(C-212)
CN-235?
電子戦機/AWACSE-3C「セントリー」
E-4B「NEACP」
E-8C「ジョイントスターズ」
E-9(DHC-8)
EC-130「コマンドソロ」
EC-130E「リベットライダー」
EC-130H「コンパスコール」
捜索救難機?/特殊作戦支援機?HC-130P/N
MC-130E/H「コンバット・タロンI/II」
MC-130P「コンバット・シャドウ」
MC-130W「コンバット・スピア」
空中給油機KC-135「ストラトタンカー」
KC-10A「エクステンダー」
偵察機U-2S「ドラゴンレディ」
RC-135V/W「リベットジョイント」
OC-135B「オープンスカイズ」
練習機T-1A「ジェイホーク」
T-6「テキサンII」?
T-38「タロン」
T-41「メスカレロ」
T-43A
T-52A
T-53A
UAVMQ-1「プレデター」
RQ-4「グローバルホーク」
RQ-11「レイヴン」
MQ-9「リーパー」
RQ-170「センチネル」
ヘリコプターUH-1N「イロコイ」
HH-60G「ペイブ・ホーク」
MH-53J/M「ペイブ・ロウIII/IV」
CV-22B「オスプレイ」
(大陸間)弾道ミサイルLGM-30「ミニットマン」
その他VC-25A(アメリカ合衆国大統領専用機。通称「エアフォースワン」)
WC-130「ハリケーン・ハンター」

階級

 給与等級階級同原語NATO階級コード
士官 Special元帥*2General of the Air ForceOF-10
将官O-10大将(Full) GeneralOF-9
O-9中将Lieutenant GeneralOF-8
O-8少将Major GeneralOF-7
O-7准将Brigadier GeneralOF-6
佐官O-6大佐ColonelOF-5
O-5中佐Lieutenant ColonelOF-4
O-4少佐MajorOF-3
尉官O-3大尉CaptainOF-2
O-2中尉First LieutenantOF-1
O-1少尉Second Lieutenant
下士官E-9空軍最先任上級曹長Chief Master Sergeant of the Air ForceOR-9
部隊最先任上級曹長Command Chief Master Sergeant
上級曹長Chief Master Sergeant
E-8先任曹長First SergeantOR-8
曹長Master sergeant
E-7先任一等軍曹First SergeantOR-7
一等軍曹Master Sergeant
E-6二等軍曹Technical SergeantOR-6
E-5三等軍曹Staff SergeantOR-5
E-4航空兵長Senior AirmanOR-4
E-3上等航空兵Airman First ClassOR-3
E-2一等航空兵AirmanOR-2
E-1二等航空兵Airman BasicOR-1
 

*1 この他に5万人前後の予備役と9万人前後の空軍州兵を擁している。
*2 戦時のみに留保される。

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