Last-modified: 2023-09-23 (土) 12:27:52 (9d)
【アメリカ海軍】 †
the U.S.Navy.
アメリカ国防総省に属するアメリカの海軍で、合衆国の6つの軍事組織の一つ。
アメリカ独立戦争時に設立された大陸海軍を起源とする。
独立戦争終結に際して大陸海軍は解散し、1794年に現在のアメリカ海軍として再結成されている。
現在の規模は原子力空母12隻、潜水艦70隻、イージス艦70隻、その他水上戦闘艦210隻、航空機約3,700機、現役将兵約33万人*1。
海軍の最高司令官は大将をもって任ずる「海軍作戦総長」。
作戦総長は海軍省に関する行政責任を負い、統合軍に部隊を拠出するまでの責任を負う。
統合参謀本部には海軍も一席を持つが、指揮権は大統領に集約される。
組織 †
- 海軍省
- 海軍長官
- 海軍次官
- 海軍作戦本部
- その他付属機関
- 海軍兵学校
- 海軍航空戦センター
- 海軍水上戦開発コマンド
- 海軍機密保全コマンド
- 海軍法務局
- 海軍安全管理センター
- 海軍天文台（USNO）*3
主要海軍基地 †
- ノーフォーク海軍基地（バージニア州）
世界最大の海軍基地で、アメリカ東海岸の主要港。 - メイポート海軍基地（フロリダ州）
- サンディエゴ海軍基地?（カリフォルニア州）
アメリカ西海岸の主要港 - 真珠湾（ハワイ州）
太平洋艦隊司令部所在。 - グァンタナモ米軍基地
キューバ南海岸の基地 - 横須賀基地（日本国・神奈川県横須賀市）
在日アメリカ海軍所在。
主要装備 †
| 艦艇 | |
| 航空母艦 | ニミッツ級、ジェラルド・R・フォード級 |
| ミサイル巡洋艦 | タイコンデロガ級 |
| ミサイル駆逐艦 | アーレイ・バーク級、ズムウォルト級 |
| フリゲート （沿海域戦闘艦（LCS）） | フリーダム級?、インディペンデンス級? |
| 哨戒艇 | Mk.5型、SOC-R*4型、11メートルRHB*5型、27フィート型、34フィート型、 28フィート型、RAB*6型、RCB*7型、RPB*8型、LPB*9型、サイクロン級 |
| 揚陸指揮艦 | ブルー・リッジ級 |
| 強襲揚陸艦 | ワスプ級、アメリカ級 |
| ドック型輸送揚陸艦 | サン・アントニオ級 |
| ドック型揚陸艦 | ホイットビー・アイランド級、ハーバーズ・フェリー級 |
| 車両揚陸艦 | フランク・S・ベッソン・ジュニア大将級*10 |
| エアクッション型揚陸艇 | LCAC-1級、LCAC-100級 |
| 中型揚陸艇 | LCM6級、LCM8級 |
| 汎用揚陸艇 | LCU-1610級、LCU-2000級 |
| 歩兵揚陸艇 | Mk.11型、Mk.12型、Mk.13型、11メートル型 |
| 揚陸艇 | MPF型 |
| 高速輸送艦 | スピアヘッド級 |
| 掃海艦 | アヴェンジャー級 |
| 高速戦闘支援艦 | サプライ級 |
| 給油艦 | ヘンリー・J・カイザー級 |
| 給兵艦 | キラウェア級 |
| 貨物弾薬補給艦 | ルイス・アンド・クラーク級 |
| 輸送艦 | ゴーファー・ステート級、シュガート級、ボブ・ホープ級、ワトソン級 |
| 海洋監視艦 | ステルウォート級、ビクトリアス級 |
| 病院船 | マーシー級 |
| 潜水艦 | SSBN/SSGN：オハイオ級/改オハイオ級 SSN：ヴァージニア級、シーウルフ級、ロサンゼルス級 |
階級*12 †
| 給与等級 | 階級 | 同原語 | NATO階級コード | ||
| 士官 | Special | 大元帥*13 | Admiral of the Navy | Special Grade | |
| 元帥 | Fleet Admiral | OF-10 | |||
| 将官 | O-10 | 大将 | (Full) Admiral | OF-9 | |
| O-9 | 中将 | Vice Admiral | OF-8 | ||
| O-8 | 上級少将 | Rear Admiral(Upper Half) | OF-7 | ||
| O-7 | 下級少将 | Rear Admiral(Lower Half)*14 | OF-6 | ||
| 佐官 | O-6 | 大佐 | Captain | OF-5 | |
| O-5 | 中佐 | Commander | OF-4 | ||
| O-4 | 少佐 | Lieutenant Commander | OF-3 | ||
| 尉官 | O-3 | 大尉 | Lietenant(Senior Grade) | OF-2 | |
| O-2 | 中尉 | Lieutenant Junior Grade | OF-1 | ||
| O-1 | 少尉 | Ensign | |||
| 准士官*15 | W-5 | 1等兵曹長 | Chief Warrant Officer 5 | WO-5 | |
| W-4 | 2等兵曹長 | Chief Warrant Officer 4 | WO-4 | ||
| W-3 | 3等兵曹長 | Chief Warrant Officer 3 | WO-3 | ||
| W-2 | 4等兵曹長 | Chief Warrant Officer 2 | WO-2 | ||
| 下士官 | E-9 | 海軍最先任上等兵曹 | Master Chief Petty Officer of the Navy | OR-9 | |
| 艦隊／司令部最先任上等兵曹 | Fleet/Force Master Chief Petty Officer | ||||
| 部隊最先任上等兵曹 | Command Master Chief Petty Officer | ||||
| 最先任上等兵曹 | Master Chief Petty Officer | ||||
| E-8 | 上級上等兵曹 | Senior Chief Petty Officer | OR-8 | ||
| E-7 | 上等兵曹 | Chief Petty Officer | OR-7 | ||
| E-6 | 一等兵曹 | Petty Officer First Class | OR-6 | ||
| E-5 | 二等兵曹 | Petty Officer Second Class | OR-5 | ||
| E-4 | 三等兵曹 | Petty Officer Third Class | OR-4 | ||
| 兵 | E-3 | 上等水兵 | Seaman | OR-3 | |
| E-2 | 一等水兵 | Seaman Apprentice | OR-2 | ||
| E-1 | 二等水兵 | Seaman Recruit | OR-1 | ||
*1 この他に予備役約5万人を擁する。
*2 また同時に、宇宙統合軍の一構成要素でもある。
*3 天体観測や時報の提供を行う機関。GPSシステムで用いられる時刻も、1980年1月6日を起点としたここの観測成果（ただし、現行の時刻体系である「協定世界時」で採用されている「うるう秒」による補正はされていない）を基準としている。
*4 Special Operations Craft-Riverine.
*5 Rigid-hull Inflatable Boat.
*6 Riverine Assault Boat.
*7 Riverine Command Boat.
*8 Riverine Patrol Boat.
*9 Light Patrol Boat.
*10 アメリカ陸軍輸送科が運用する。
*11 第一線部隊からはすでに全機退役しており、現在は予備役飛行隊で運用中。
*12 この階級章は海軍以外にも「海洋大気庁士官部隊」「公衆衛生局士官部隊」やいくつかの州にある「海軍民兵」にも用いられている。
*13 ただ設けられた元帥の上の階級のため、他国の大元帥とは異なる。
*14 アメリカ海軍では、少将名簿の下半分の序列の者を便宜上、陸軍等の准将と同額の俸給としているため、准将の階級は存在しない。
*15 右記以外に「5等兵曹長(Warrant Officer)」という階級があったが、1975年に廃止されている。
