Last-modified: 2016-09-01 (木) 18:19:15 (354d)

【まいど1号】(まいどいちごう)

日本の実験用人工衛星「SOHLA-1」の愛称。
「東大阪宇宙開発協同組合(SOHLA)*1」と「宇宙航空研究開発機構(JAXA)」が共同で開発した。
SOHLAが大阪府東大阪市周辺に所在する中小企業を中核としていたため「町工場が作った人工衛星」とも言われていた。

実際のところ、JAXAが以前に開発した小型人工衛星「μ-LabSat(マイクロラブサット)」をベースとしたものであり、設計と製作の大半はJAXAが行っていた。
SOHLAの関与は部品納入と一部の組立のみで、「SOHLAが作った」という表現は正しくない。

元々は、経済産業省所管の独立行政法人「新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)」からの開発委託を受けた汎用小型人工衛星「PETSAT」のための実験機。
2009年1月23日、H-Aロケット(第15号機)によって種子島宇宙センターから打ち上げられ、軌道投入成功後に「まいど1号」と命名された*2
雷雲の放電現象を観測する機器や太陽センサーが搭載され、雷の発生メカニズムについての観測、皆既日食時の観測などを行っていた。

2009年10月10日、「全ての実験を終了した」として衛星内部の電源が遮断され、運用開始から1年未満という極めて短い期間で運用終了となった。
これは、SOHLAが資金難のためにJAXAへの管理委託費を支出できなくなった事が理由とされている。


*1 2012年11月、正式名称(商号)を「宇宙開発協同組合SOHLA」へ変更。
*2 このロケットには他にも温室効果ガス観測衛星「いぶき」など、合計8機の衛星が搭載され、全て軌道投入に成功している。

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