Last-modified: 2015-11-28 (土) 14:22:07 (695d)

【はたかぜ】(はたかぜ)

  1. JMSDF DDG HATAKAZE class
    「たちかぜ」型の後継となる海上自衛隊の第3世代ミサイル護衛艦
    RIM-66を同時に2つの目標へ誘導できるといわれる。

    艦対空ミサイルの発射装置が艦首部分に装備されているため艦首に設けられたブルワーク(波よけ)が外観上の大きな特徴となっている。
    「たちかぜ」型が蒸気タービン動力であったのに対し、本型はガスタービン動力を導入して加速能力を向上させた。
    これには海上自衛隊初のCOGAG式を採用し、加速力と燃費のバランスを向上させている。*1
    また日本の防空艦としては初めて艦対艦ミサイルを装備し、多用途性を高めた。
    さらに後部甲板にはヘリコプターの一時的な離着艦が可能となった。ただしハンガーなどの装備はないので運用することはできない。

    調達の途中でこんごう型イージス艦の導入が決まったため、本型の建造は2隻で中断された。

    性能諸元
    艦種ミサイル護衛艦(DDG)
    前級たちかぜ型
    次級こんごう型
    全長150m
    全幅16.4m
    吃水4.8m
    排水量
    基準/満載
    4,600t/5,900t
    4,650t/5,950t(DDG-172)
    機関COGAG方式
    ロールス・ロイス TM3Bガスタービン×2基(出力22,500hp)
    ロールス・ロイス SM1Aガスタービン×2基(出力13,500hp)
    推進器×2軸
    機関出力72,000ps
    最大速力30ノット
    航続距離6,000海里(20ノット巡航時)
    乗員260人
    兵装73式54口径5インチ(127mm)速射砲×2門(Mk.42のライセンス生産品)
    Mk.13 Mod4単装SAM発射機×1基(SM-1MR用)
    74式アスロックSUM?8連装発射機×1基
    4連装SSM発射筒×2組(RGM-84用)
    68式3連装短魚雷発射管×2組
    高性能20mm機関砲CIWS)×2門
    艦載機なし(ヘリコプター甲板のみ)
    C4IシステムMOFシステム(SUPERBIRD B2衛星通信)
    ※後日装備
    海軍戦術情報システム
    OYQ-4-1 TDS+リンク11/14
    FCSMk.74 mod13 ミサイルFCS×2基(SAM用)
    81式射撃指揮装置2型-21C 砲FCS×2基(主砲用)
    SFCS-6A 水中FCS×1基
    レーダーOPS-11C 対空レーダー×1基
    OPS-28B 対水上レーダー×1基
    AN/SPS-52C 三次元レーダー×1基
    ソナーOQS-4(I) 艦首バウソナー
    電子戦
    対抗手段
    NOLQ-1-3 ESM/ECM
    OLR-9B RWR
    Mk.137チャフフレア発射機×4基
    AN/SLQ-25対魚雷装置

    同型艦
    艦番号艦名主造船所起工進水竣工所属
    DDG-171はたかぜ
    (JS Hatakaze)
    三菱重工業・長崎1983.5.201984.11.91986.3.27第4護衛隊群第4護衛隊
    (司令部:呉基地)
    (定係港:横須賀基地)
    DDG-172しまかぜ
    (JS Shimakaze)
    1985.1.131987.1.301988.3.23第1護衛隊群第1護衛隊
    (司令部:横須賀基地)
    (定係港:佐世保基地)

    http://www.mod.go.jp/msdf/gallery/ships/dd/hatakaze/index.html

  2. DD-182 Hatakaze
    海上自衛隊発足当時、アメリカから貸与されたリヴァモア級駆逐艦であった、あさかぜ型護衛艦のうちの1隻。
    米軍時代の旧艦名は「マコーム(USS Macomb,DD-458)」。
    海自発足当初の主力艦として活躍したが、老朽化により、1969年に国産化された護衛艦に主力を譲って自衛艦籍を抹消され、アメリカへ返還された。
    その後しばらく、佐世保で繋留放置されていたが、1970年に台湾へ再輸出され、「咸陽(シィエンヤン)」と改名されて1974年まで使用されていた。

    性能緒元
    基準排水量2,230t
    全長106m
    全幅11m
    深さ4.78m
    主管水管ボイラー×4基(43.4kgf/c屐370〜400℃)
    主機蒸気タービン×2基(出力25,000shp×2)
    速力35ノット
    航続距離6,500海里(12ノット)
    乗員270名
    兵装Mk.12 38口径 5インチ(127mm)単装砲×4基
    ボフォース 40mm機関砲×5基
    エリコン FF 20mm機関砲×5基
    Mk.15 21インチ(53cm)魚雷発射管×5基
    爆雷投射砲(K砲)×6基
    爆雷投下軌条×2基

  3. 大日本帝国海軍一等駆逐艦「旗風」。
    大正時代の1924年、「神風」級一等駆逐艦の9番艦として竣工した艦。
    当初は「第9号駆逐艦」と呼ばれていた。

    大東亜戦争末期まで生き抜いたが、昭和20年(1945年)1月、台湾・高雄港内でアメリカ空母タイコンデロガ艦載機の空襲を受けて沈没した。

  4. 海上保安庁・小型巡視艇「はたかぜ」(MSA Hatakaze CL-112)。
    1972年、「ちよかぜ」級巡視艇の61号艇として就役した巡視艇。
    第七管区門司海上保安部に配属され、海域警備に活躍したが、1994年に後述の同名艇と交代で除籍。

  5. 海上保安庁・小型巡視艇「はたかぜ(2代)」(MSA→JCG Hatakaze CL-56)。
    1994年、「すずかぜ」級巡視艇の46号艇として就役した巡視艇。
    前述の4.に替わり、第七管区門司海上保安部に配属され、門司港を母港としている。

*1 COGAGで別種類のエンジンを混用するのは珍しいが、むらさめ型たかなみ型でも同様に混用されている。

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