Last-modified: 2024-02-24 (土) 17:53:48 (23d)
【たかなみ】 †
- JS Takanami(DDK-110/ASU-7009).
1950年代に建造されたあやなみ型?護衛艦の5番艦。
昭和32年度計画1,700トン型警備艦1610号艦として、三井造船玉野造船所で建造され、1960年1月30日に就役。
1985年3月27日、艦隊から退いて特務艦(ASU-7009)に変更され、1989年3月24日に退役した。
- JS Takanami(DD-110).
海上自衛隊の汎用護衛艦。
前型のむらさめ型の発展型であるため、「改むらさめ型」と呼ばれることもある。
むらさめ型と違い、VLSが前部甲板にすべて配置されている。
速射砲も76mmから127mmになっており、これにともない基準排水量も若干大きい4,600〜4,650トンとなった(建造時期によって異なる)。
それに加え、平成25年度予算で艦対空ミサイルがシースパローからESSMに換装され、対空処理能力がさらに向上した。
また、むらさめ型と同様、後部に飛行甲板とヘリコプター格納庫があり、発着艦支援装置(RAST)やベアトラップ?などを備えている。
そのため、艦尾甲板の舷側部は発着時の干渉を避けるためになだらかに傾斜しており、これを初代むらさめ型をはじめとする初期の海上自衛隊護衛艦の設計上の特徴であった「オランダ坂」に喩えて「ミニ・オランダ坂」とも称される。
艦載機としてSH-60J/Kを1〜2機運用することができる。
むらさめ型と共に海上自衛隊の主力艦となっている。
スペックデータ 艦種 汎用護衛艦(DD) 前級 むらさめ型 次級 あきづき型(2代) 排水量
(基準/満載)4,600t/4,650t(DD-112以降)/6,300t 全長 151m 全幅 17.4m 深さ 10.9m 喫水 5.3m 機関 COGAG方式(60,000PS)
GE LM2500?ガスタービン×2基(出力16,500PS)
ロールス・ロイス?SM1Cガスタービン×2基(出力13,500PS)推進器 可変ピッチ・プロペラ×2軸 電源 川崎M1A-25 ガスタービン主発電機×3基(出力1,500kW)
ディーゼル停泊発電機×1基(出力600kW)最大速力 30kt 乗員 175名 兵装 オート・メラーラ 54口径127mm単装速射砲×1基
高性能20mm機関砲(CIWS)×2基
Mk.41 Mod.18VLS×1基32セル
(シースパロー短SAM(ESSMに後日対応)・VLASUMを発射可能)
90式SSM 4連装発射筒×2基
68式324mm3連装短魚雷発射管(HOS-302)×2基艦載機 SH-60J/K哨戒ヘリコプター×1〜2機 FCS FCS-2-31B射撃指揮装置×2基(主砲・短SAM用) C4Iシステム MOFシステム(OYQ-31 C2T+SUPERBIRD B2)
海軍戦術情報システム(OYQ-9戦術情報処理装置+リンク11/14/16)
OYQ-103 ASWCSレーダー OPS-24B 三次元対空レーダー×1基
OPS-28D 対水上捜索レーダー×1基
OPS-20 航海レーダー×1基ソナー OQS-5-1 艦首装備式ソナー×1基
OQR-2 戦術曳航ソナー×1基電子戦・
対抗装備NOLQ-3-2 統合電子戦装置
Mk.36 SRBOCチャフ・フレア展開システム
(Mk.137 6連装デコイ発射機×4基)
曳航具4型(SLQ-25曳航式対魚雷デコイ装置)×1組
同型艦 艦番号 艦名 主造船所 起工 進水 竣工 所属 DD-110 たかなみ
(JS Takanami)IHIマリン
ユナイテッド
浦賀工場2000.4.25 2001.7.26 2003.3.12 第2護衛隊群
第6護衛隊
(横須賀基地)DD-111 おおなみ
(JS Oonami)三菱重工業
長崎造船所2000.5.17 2001.9.20 2003.3.13 DD-112 まきなみ
(JS Makinami)IHIマリン
ユナイテッド
横浜工場2001.7.17 2002.8.8 2004.3.18 第3護衛隊群
第7護衛隊
(大湊基地)DD-113 さざなみ
(JS Sazanami)三菱重工業
長崎造船所2002.4.3 2003.8.29 2005.2.16 第4護衛隊群
第4護衛隊
(呉基地)DD-114 すずなみ
(JS Suzunami)IHIマリン
ユナイテッド
浦賀工場2003.9.24 2004.8.26 2006.2.16 第3護衛隊群
第7護衛隊
(大湊基地)